こんにちは。千葉市当教室ではしっかり感染予防をして対面レッスンをしています。感染予防対策について

前回は「ピアノ自宅練習について~保護者の方へのお願い」をご紹介しました。ピアノ自宅練習について~保護者の方へのお願い

保護者のみなさんには「お子さんが練習しやすくなる接し方」をお願いしています。
そうやって接するのがベストですが、そうできない時もあります。
赤ちゃんがいる、疲れがたまっている、家事がたまっている…

そこへいつまでもピアノ練習に取りかからないお子さんがいたら?
ゲームをやめられなかったら?

お子さんが練習に取りかかれないことを「自分の問題」にしなくて大丈夫です。

なぜなら練習できるように一緒に考えることはレッスンの一部だからです。


今回は入会して3か月のYちゃん(小1)とのやりとりをご紹介します。

Yちゃんは以前習っていた教室では読譜や自宅練習について特に指導はなかったそうです。
お母さんがつきっきりで練習させていると聞き、やめていただくようお願いしました。
自ら練習したことのないYちゃんは「練習しよう」という発想そのものをもっていませんでした。

お母さんが練習させるのをやめて数日…
レッスン前日に「練習していない!」と気づき、「どうしよう」とベソをかいていたそうです。

下校後、自ら練習。当日は登校前に練習。
私はYちゃんの様子をお母さんからLINEで教えていただいていました。

そしてレッスンに来たYちゃんとレッスンノートを見ながら話しました。
「Yちゃん、ここに20分ずつ2回練習したと書いてあるわね。
今週は40分だったのね。練習は足りていたと思う?」
「足りていません」

「そうね、今日2曲ともていねいに弾こうとしたけれど、うまくいかなかったね」
「う~ん、もっと練習しないと」

「そう思うのね。まず20分という時間はYちゃんは大変ではない?」
「大変じゃないです」

「そう、では2冊のテキストを10分ずつやってみようか?」
10分ずつという言葉でYちゃんの表情が少し明るくなったように見えました。

「この日は朝10分練習したのね。朝練はしたい?」
実はお母さんとのLINEで朝練習すると気持ちが落ち着くようだとお聞きしていました。
「はい、朝練します」

「そう!では平日の朝10分、学校から帰ってきて10分やってみよう!」
「はいっ!」

練習のハードルはなるべく低い方が取りかかりやすいです。
簡単に跳び越えられるハードルを数多く跳ぶ…
「跳べた感覚」を得ることで徐々にハードルを高くしていけます。

翌週Yちゃんのレッスンで「あら?朝練が2回だけ?」
「う~んと、朝はむずかしいかも」

「そう思うのね。夕方にまとめた方がやりやすい?」
「う~ん…」

Yちゃんは不安になりやすい傾向があります。
朝練習できると自己肯定感が上がって元気に登校できるだろうと想像しました。

「気持ちよく一日をスタートできるのはどっち?」
「朝練する方」

「そうかあ、ではなぜ難しいと思うの?」
「わたしはのんびり屋で用意に時間がかかるから…」

「なるほど、では朝起きたところから考えてみよう」

起床から登校までの流れを聞きました。
時間的には余裕があり練習する時間はとれそうです。

「何をするのに時間がかかっているのかな?」
「歯みがき!」
「ほお、そうなのね。お母さんに何度も早く歯みがきして!と言われるの?」
「はい」

「ごちそうさまをしたら食器をシンクまで運ぶ?」
「はい」
「その流れで洗面所まで行ける?」
ハッとした表情になったYちゃんは大きく頷きました。

ここで背中をちょっと押そうと考えた私は
「Yちゃん、明日の朝から早速やってみよう!
ごちそうさま~食器運ぶ~洗面所で歯みがき~ピアノの流れだよ。

それとね、これはお母さんには秘密のチャレンジ。
Yちゃんが朝の行動を変えたらお母さんは必ず気づくよね。びっくりするかもね…」

「ひみつ…ふふふ」お母さんに褒められる自分を想像したのでしょう。Yちゃんは笑顔で帰りました。

Yちゃんが1週間どの時間にピアノを練習したか、今週確かめます。

朝食後、歯みがきへスムーズに移行できず、ピアノの練習が思うようにできていないかもしれません。

「せっかく考えたのにどうしてできないの⁈」
と責めずに、根気よく跳べるハードルの高さと設置場所を考えます。

お母さんとも内容を共有し「練習しやすくなる接し方」のフォローしていきます。ピアノ自宅練習について~保護者の方へのお願い

私たちの人生は小さな選択の積み重ねでできています。
ピアノ練習への取り組みは、自ら選択する練習でもあります。

子どもの頃から選択する実感を持てたなら、
金太郎飴のように「どこを切っても自分」の人生になると思います。

当教室は現在ほぼ満席です。
ご入会のご予約を受け付けています。
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