こんにちは。
千葉市若葉区の当ピアノ教室のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

2021年10月31日に開催した発表会(コンサートVol.18)でのスタッフ生(中高生)の声をご紹介します。

↓スタッフ生と後片付けの後、手締めをしてパチリ!

「音楽をつくる場所は人が育つ場所」

生徒のみなさんは、前日・当日のリハーサルと本番の終演まで長時間を共にします。
しっかり演奏に集中するために、スムーズに進行するために「スタッフ」と呼ばれる中学生以上のみなさんの力は「なくてはならない力」です。

スタッフの役割

◆司会進行・ステージのセッティング
◆出番前の招集・誘導・待機
◆イメージ画・曲タイトルポスターの掲示
◆長時間座席で聴くための見守り
◆マスク管理・消毒の徹底
コロナ禍の発表会Vol.18 感動と共に終演~体験による学びは大きい!!④

スタッフ生(中高生)の声
「自信」
「あきらめずに練習して良かった。堂々と音を響かせて気持ちよかった。
学校でいろいろ気づくことがあるけれど、周りは気づいていないように見えるし、ひとりで行動するのは緊張するから放っておく。今回は自分から声をかけて行動した。迷ったら先輩方に「何かすることはありますか?」ときけた。自信がついたから行動しやすくなると思う」

「積極性」
「ここまでは練習しよう!と努力した週はレッスンでも成果がでた。そこから弾きこむのが楽しくなった。
学校では積極的ではないけれど、人に接するのが好きなので、自分からどんどん声をかけてやってみたら、年下の子もスタッフ生仲間もついてきてくれた。それがとても嬉しかった!これからは周りを見て何をするか判断して行動できると思う」

「達成感」
「カッコイイ曲だから練習した。だんだんテンポが速くなる傾向があったので、直前までメトロノームを使った。本番は同じテンポで弾けた!
小2以下の初ステージの子たちにたくさん声をかけた。丁寧に声かけすると伝わる感じがした。返事がかえってくると嬉しかった。
演奏にもスタッフの役割にも達成感があった」

「行動力」
「前回は演奏に少し不安があったので、今回は練習を工夫した。不安より楽しみな気持ちでステージに立った。演奏にもスタッフの仕事にも余裕が生まれた。
先輩たちに頼ってきた自分が、自ら判断して行動したら、行動にスピード感が加わった」

自分を知る・違いを認める

事前にスタッフ生の役割を大きな表にしました。
「何を担当したいか考えて名前を書き込んでね」

これは「何が得意か、何をするのが好きか」自覚することに繋がります。

◆デザインセンスのある子は掲示物を担当。
◆コミュニケーション能力のある子、人に接するのが好きな子は招集・誘導・待機を。
◆几帳面さや丁寧さのある子はマスク管理や消毒を。

名前が書き込まれた表を見て納得しました(^^)
まさに「適材適所」だと思ったからです。
中高生のみなさんは「自分の強み」に気づいていたのですね。

生徒のみなさん全員に共通するのは、ピアノが好き!ホールで弾きたい!聴きたい!という想いです。
そのための練習・努力の積み重ねも園児~大学生まで同じです。

スタッフ生全員が持っている力を発揮し、協力し合えたから充実感を得られたのだと思います。

音楽から受け取っているもの

私たちは日々、音楽から受け取っているものがあります。

◇ピアノに向き合い、心をこめて弾く大切さ。
◇あきらめずに練習を積み重ねる尊さ。
◇緊張や自分の弱さを乗り越える勇気。

♡家族のために、誰かのために演奏する喜び。
♡仲間と息を合わせ、心を合わせて時間を共有する喜び。

今回は「開催は当たり前ではない」と知った状況下での準備・開催でした。
協力してくださった多くの方々に深く感謝します。

これまで音楽から受け取ってきたものを、明確に実感するのが「発表会」という場ではないでしょうか。

これからも違いを認め合い、尊重し合い、音楽と共に歩んでいきましょう♫

発表会で得られたもの~保護者のみなさま・小学生のみなさんの声⑤